大人の遊び空間が新得に・・・
札幌圏と道東を結ぶ大動脈だった旧国鉄狩勝線をご存知でしょうか。
十勝の玄関口の新得町と「北の国から」で知られる南富良野町の27・9キロを結んでいました。
1966年の廃止を受け、レールなどを活用して足こぎトロッコが楽しめる
「狩勝高原エコトロッコ鉄道」に生まれ変わりました!
足こぎトロッコと侮るなかれ。これがスゴイんです。大人も大はしゃぎするほどです。
踏切や切り替えポイントもあり、本格的な運転士気分が楽しめるんです。
トンネル内の下り坂ではトロッコが一気に加速し気持ちいい。
十勝晴れに恵まれた雲一つない青空で体全体に伝わる風や空気が新鮮で最高なんです。
場所はJR新得駅から車で約10分。
NPO法人旧狩勝線を楽しむ会(竹田英一理事長)が2008年9月に運行を始めた「狩勝高原エコトロッコ鉄道」は、
狩勝峠3合目に残る旧国鉄新内駅構内にあります。
「トロッコは十勝管内で実際に使っていた貴重なものなんだよ」。奥田善弘駅長が元気よく話してくれました。
線路横には旧ブルートレイン客車を利用した旧狩勝線ミュージアムがあり、機関車の整備道具、
昭和30年代のダイヤ表や機関士の制服など懐かしいお宝が展示されています。
子供だけじゃない。大人なためのアミューズメントパークなんです。さあ、童心に返って楽しみましょう!
【施設情報】
エコトロッコは乗車時間約10分で、大人600円(中学生以上)、子供(3歳以上)300円。運行時間はいずれも午前9時半~午後4時半。
ブルートレイン内の「旧狩勝線ミュージアム」は入場料200円(小学生以上)。入館時間は午前9時半~午後4時半。
旧狩勝線の写真や資料などを展示するほか、1978年まで東京-九州間を運行した、国鉄20系特急形寝台客車の車両設備も見学できる。
旧新内駅舎跡に建てた「シーニックカフェ新内駅」はコーヒーやソフトクリームなどを提供するほか、旧狩勝線ガイドマップ、絵はがきなど土産品も販売している。
問い合わせは奥田駅長(電)070・5043・5192へ。
GPS:43.15929932956105, 142.81493024030007